月別アーカイブ: 2012年10月

売掛金の踏み倒しに出会い、逆に損害賠償で訴えられるカモ

昨年の暮れからちょうど仕事も減ってきたのもあって、念願だった自社独自のアプリケーションについて開発することに主にして仕事をしてきました。

それでも新規の案件もちらほらと受け、昔からのお客様の更新や相談などの仕事をし、ここ一年は売り上げは激減したものの充実は変わらず、ただひたすら与えていただいた仕事と自ら作った使命を行ったりきたりしながらお仕事してきました。

原宿でレンタルドレスを経営している会社の社長さんと出会ったのはちょうどそのころで、売り上げが激減しているという共感と彼の夢の話も手伝って、赤字覚悟で受けたのがホームページのリニューアルでした。

予算があまりないとのことでしたが、100万円だけ準備してもらえるように約束し、オンラインレンタルのシステム・コンテンツの整理と再構築・リデザインを請け負いました。
オンラインショップと違うのはいずれその商品は戻ってくる点で、既存のオンラインショップシステムでまかなうことができません。
また、単純にレンタルするシステムではなくトータルコーディネートの機能も必要で、商品の組み合わせによるオーダーや、ショップにいるスタイリストとやり取りできる機能も必要でした。

およそ4ヶ月(構想2ヶ月、実装2ヶ月)かけてそれらのシステムを構築し、前ホームページのコンテンツもリデザインと再構築を済ませ、リニューアルを完了しました。
いざ商品の撮影とデータの入力の段階になった頃、不穏な空気が漂い始めました。

 

商品撮影のレクチャーをして、データ入力のフォーマットを渡し、それらをもとに弊社で初期設定をする手はずでした。ご請求してもかまわないとの連絡を受けて請求書をお出ししました。
金額は100万円と仮払いしていた写真素材代やドメイン代などを足したものです。

私としてはシステムが稼動すれば売れそうだという自信がありました。恩恵はその後のバージョンアップや更新などで享受しようと考えており、社長にもそうしたいと伝えてありました。

「ご請求金額はすべて月末に振り込みますよ」との連絡がありました。ですが実際には10万円が振り込まれていました。

あれ、桁を間違えたのかな、きっとそうだ、それから仮払いの分も忘れているのかな、と気楽に考えて問い合わせたところ、「ちょっと手元にお金が用意できず、来週にはすべて振り込みます」とのこと。

そうか、そういうこともあるのかな。と一時的なものと思って気にも留めず、引き続き残りの仕事をしていました。

約束の日時に口座を確認すると今度は20万円が振り込まれていました。

なんだかこれはおかしいぞ。そこで初めていやな予感がしました。

 

それからたびたびそのような、「いついつ振り込みます」「振り込まれてません」を繰り返し、なんだか不安な気持ちを抱えつつ、メンテナンスやサポートを数ヶ月続けました。
6月ぐらいだったと思いますが、どこかで区切りをつけないとと思って話し合いました。

サーバーは稼動させておいて、お振込みいただくまでサポートはしなくてもよいとし、9月の末までを期限としました。
そして仮にそれを過ぎた場合はサーバーも落とし、今後引き続き一緒に仕事をしていくことは難しくなると伝えました。

知る限りで先方の事情をお話しすると、震災以来売り上げが激減し、打開策としてのオンラインレンタルでした。翌年になっても売り上げは改善されず、システム構築をはじめてからも予想よりも売り上げが上がらなかったようです。
最終的な話し合いをした時点では、銀行融資を申請しており、9月末が融資がおりると銀行担当者から伝えられていた期限で、 それ以外にもいくつかの売掛金があったようで、弊社に支払う意思も根拠もあるように見えました。

9月末の段階になって心配になり、電話を何度か入れてもつながらず、不穏な空気を再び感じた私はメールをしました。
内容は「9月末までの支払いは大丈夫か」という確認と、「もしだめな可能性があるのであれば、うちのサーバーは約束どおり止めなければならないので新しいサーバーを用意して引継ぎを今からしておかないと」という忠告でした。

これに対しても連絡はなく、予想通り振込みもされておらず、10月に入ってからやっと電話がつながったので問いただしたところ、「お金がない」「連絡をしなかったのは結果がすべてだから」と言います。
ああいよいよ追い詰められているなと感じました。

目当ての融資がおりるのが2週間くらいのびた。それで払う。
というので、約束の期限をすこし延長しました。
この時点でもう一緒にお仕事するのは難しかったので、新しいサーバーを用意しておくことを薦めました。

期日近くなってどうやら融資はおりないことがわかり、うちにも払えないとの連絡がありました。

いよいよサーバーをとめて、終わりにするしかないです。

問題になったのは旧サイトをどうするかという点でした。旧サイトはレンタルサーバーで稼動していましたが更新時期が来たので、うちのサーバーを一時的につかうことにしました。コンテンツを移し、それはそれでまだ稼働中でした。

 

約束の時間になっても相変わらず新しいサーバーを用意していないようで、サーバーをとめられると彼らは非常に困る状態であるのはわかっていましたが、何度もコレを繰り返してましたのでもうストップしないと収集がつかないと考えました。
予定通りサーバーを停止する旨ををメールで伝え、実行しました。金曜日のことです。
あんなにがんばったのにな。と、虚無感と落胆の週末を向かえました。
先方にも 結局何にも残らなかったわけです。

 

いよいよ売掛金が焦げ付いたと思った私は弁護士に回収できる可能性があるかを相談しましたが、
金額が少ないので、回収出来たとしても手元にはあまり残らないという現実がありました。
なにより時間がかかります。 こんなことに時間をかけるぐらいなら損切りをして自分のやるべきことをするほうがよいと考え、訴えることを断念しました。

ただ、一応払うつもりがまだあるのかを確認したところ予想していない返答が帰ってきました。
弊社を訴えるというのです。
サーバーをとめたことによる損害賠償だそうです。

どうやら週末の間ホームページが非表示になったことによる損害で、悪意のある故意だというのです。
驚きでした。たしかにストップしたのは故意ですし、損害があるのはわかってましたが、こちらで対応する義務はないとおもってました。
忠告してましたし、準備期間も十分あったはずです。

「すでに弁護士に相談してある。書類が届く。今後は弁護士を通して話してほしい。」と、いよいよきな臭くなります。

数日たっても書類が届くことが無かったので、先方の弁護士に連絡するとまだ正式なオファーを受けてないので受ければ書類は出すことになるとのことでした。

 

現在は不審が落胆に変わり、憤りが反省に代わっています。

いまさらなのかもしれませんが、もっと人を見る目と会社のリスク管理の能力を養わなくてはなりません。
抱えているものが少ないことに甘えていました。もっと厳しくあるべきです。

今思い返せば彼にはルーズなところがありました。

・時間をめったに守らない
・会議の内容を次の時には忘れていることが多い
・過去にあった人とのトラブル話が絶えない

など。これだけあって信用してしまう自分がどうかしてると思います。
未だに決して彼は悪人ではないと思うのですが、ルーズであるとはいえそうです。

なんらかの形でこの出来事を消化しなくてはならないのですが、
これから自分発信のビジネスを始めようとする時にこのような経験をしてよかったと思っています。
まぁ本当に訴えられたらお話は続いてしまうのですが。。

 

Facebookで海外でお世話になった方の訃報がわかりました

大学の頃にインターネットが一般に広まっていったころ、私もMacを買って毎日ネットサーフィンやチャットを楽しんでいました。

当時AOLというプロバイダがメジャーで、私もそれを使っていました。
その中にはウェブメールやチャットルームなどがあって、
海外の人たちと話がしたいと思った私は、つたない英語で彼らと話をしていました。
その中で一人のアメリカ人の男性とよくメールやチャットをするようになりました。

彼は当時50才くらいで教師をしていたことがあるらしく、
またベトナム戦争で負傷し、日本に運ばれてそこで日本人に世話になったといっていました。

だから、私のつたない英語や幼稚な会話につきあってくれたんだと思います。

半年ぐらいそのような日々が続いたある日、彼が「家に来い」というのです。
そんなわけでいわゆる学生のホームステイという形でなく、
インターネットで知り合った、しかも海外の人に会いに行くという、
今でこそよくあるのかもしれないことを危険も顧みず実行したのでした。

彼はRhode Islandというニューヨークとカナダの間にあり、ボストンに隣接した小さな州に住んでいました。

安いチケットだったので、ボストンの空港に着いたのはちょうど日をまたぐような時間でしたが、彼が車で迎えに来てくれる予定でした。

ところが彼がおらず、「あー。こういうこともあるかな」とあきらめて宿を探そうとしていたとき、
アナウンスで私の名前が流れ、無事に彼に会えたのでした。渋滞につかまっていたのだそうです。

ここから3週間という長くも短くもある時間を彼の家ですごしました。
料理を作ったり、馬の世話をしたり、犬や猫と遊んだり。
田舎のカジノに行ったり、ボストンまで行ってすしを食べたり。

この出来事がなければ、私はインターネットに関する仕事に付いていなかったでしょう。
ボトルに手紙を詰め、太平洋をまたいで流れ着いたメッセージが届く。
若き日の私はそんなロマンを 興奮とともにインターネットの力を体験したのでした。

 

 

私は大学を卒業し、就職をし、実家を出ていったころ、
AOLが使えなくなったのもあり、
通常のメールが届いていないのか、返信が無かっただけなのか、
彼と連絡が取れなくなりました。

気にはなっていたものの、 連絡する方法も思い当たらず、
彼のことを忘れる時間も増えていき、結局それ以来、彼と連絡が取れないでいました。

Facebookでもしかしたらと思い彼の名を検索にかけてみましたが、
一度も彼らしき人を見つけることができませんでした。

今日も同様にやはり彼らしき人を見つけることはできなかったのですが、
彼の住んでいるRhode Islandとともに検索をしたとき、
見覚えのある名前が目に留まりました。彼の姪です。

私が滞在中に一度だけ30分くらいの時間でしたがあったことのある人でした。
検索結果が表示されるまで彼女の名前は忘れていました。

間違いないと思ってメッセージを投げ、その直後ある彼女の記事が目に留まったのです。

彼が亡くなったという内容の記事でした。それも数日前に。
ショックでした。

 

 

彼と連絡をとることはもう二度とできなくなりました。話すことも会うことも。
後悔がのこります。もっと真剣に探して入ればよかった。

それでも彼の死を私は知ることができました。
滞在中、彼の父母のお墓に一緒にお参りにいったことを思い出します。

いつか彼のお墓に行き、もう一度お礼を言おうと、そう誓います。

Ruby on Rails 3.2: CSVをアップロードしてActiveRecordにつっこむ

ユーザーにエクセルで出力したCSVをあげさせて、ActiveRecord経由でDBにデータを格納したいという用途は結構ある気がしますが、なかなか情報がないのでやってみた記録をします。

アップロードしたCSVをDBのデータとして使用するのには3つのハードルがあります。

  • CSVをどのようにしてパースするか
  • パースしたCSVからどのようにデータを格納するか
  • エンコーディングの問題

まずCSVをパースするのにはCSVのライブラリを用います。

require ‘csv’
source = params[:csv].read
parsed = CSV.parse(source)

とします。これでparsedに配列(行)の配列(列)がはいれます。

これをループして必要なデータを取り出しますが、

parsed.each do | row |
#row
end

データを取り出したらあとは普通に文字列として扱えますのでActiveRecordを介してDBに格納すればOKです。

しかし、文字コードの問題が残っています。

一番最初のCSVをアップロードした時点でKconvというライブラリを用いてエンコーディングすることで対応しました。

require ‘csv’
require ‘kconv’
source = params[:csv].read
source = Kconv.toutf8(source)
parsed = CSV.parse(source)

また、parsedに対しては配列の数がただしいかどうか、正しい位置に期待通りの値が入っているか、などの細かなチェックは必要です。